学会の活動

研究会報告

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情報流通構造の事例研究会

開催報告

5月27日(月)、広報学会の研究会「情報流通構造の事例研究会」がオンラインで開催され、
「森永製菓の広報戦略研究」がテーマとして取り上げられました。

森永製菓の「バニラモナカジャンボ」が発売50年を迎えるロングセラー商品でありながら、
常に製品改良を行っている点が強調されました。
特に、モナカの吸湿を防ぐ新技術「チョコの壁」を導入し、
食感を維持する取り組みが紹介されました。

広報とマーケティングが緊密に連携し、
製品の訴求ポイントを明確にしたプロモーション活動を展開しています。
2021年から24年までのニュースリリースと掲載記録から
「水面下の広報戦略」を考察しました。

最近では、「パリパリ食感」を研究テーマに据え、横浜国立大学との共同研究を通じて、
その効果を科学的に検証しています。
このような研究テーマは、メディア掲載には必ずしも有利ではないものの、
社内広報的には大変効果的であり、社員のモチベーション向上や企業の信頼性向上に寄与しています。

研究会では、これらの緻密な広報活動についての議論が深まり、
参加者にとって有益な知見が共有されました。

次回は6月29日にオンラインで開催します。

(田代 順)