学会の活動
研究会報告
概要Outline
情報流通構造の事例研究会
5月は二回定例活動しています。
(1)5月9日 情報流通構造の事例研究会 定例報告 オンライン開催
参加:岩澤、太田、小山、小島、国枝、田端、玉川、田代
5月に開催された研究フォーラムの発表者2名から、その結果や今後の展開を報告した。
「広報とジャーナリズムとのあるべき関係とは?」岩澤さん
試論としてフォーラムで発表した結果、思いのほか多く、
研究への昇華をのぞむ応援をいただいた。
広報側と報道側双方で、この問いが古くて新しい課題との認識はある模様。
一方で長らく、溝は溝としてある(べき)ものとして、これを埋めて、
互いに近寄る試みはなおざりにされてきたのではないか。学会内では広報の再定義が進む。
「パブリック」や「リレーションズ」だけでなく、
広報のソーシャルな側面としての「ジャーナリズム」との距離を、どうとらえていくべきか。
よりよい民主社会のために、インフォーメーションだけでなく
コミュニケーションの流通を活性化することは大事だろう。
そのために、ジャーナリズムの実現を目指して、
広報側と報道側双方とが手を携える場面はもっとたくさんあるはずだ。
「広報心理学の適用理論」玉川さん
広報活動に心理学理論を応用したとみられる事例をいくつか解説しました。
ステークホルダーの意識や感情に訴えかける場合や
心理的ニーズを満たすメッセージの作成など多くのメリットがみられます。
心理学理論は数多く適用範囲がありそれぞれに広報視点で分析できます。
今後も「広報心理学」とりて体系的にまとめる予定です。
(2)5月26日 情報流通構造の事例研究会 定例活動報告 オンライン開催
参加:池田、井上、岩澤、太田、小山、田邉、玉川、田端、国枝、田代
「危機管理広報の学術理論とその体系」論文の解説 発表は国枝さん
リスクコミュニケーション、クライシスコミュニケション、
イシューマネジメント領域に関する理論体系を解説しました。
次回は6月27日18時より広報研究に掲載された論文を解説する予定。
「広報研究:自治体広報が地域住民に定着するまでの伝播経路に関する研究」