学会の活動
研究会報告
概要Outline
国際化TF:PRTIII 、PRR最新号、IPRRC報告、ICA予告
国際化タスクフォースでは広報PRの学術研究を扱う海外の出版物や
大会の最新情報をお届けします。
e-INFOで配信する価値のある海外の広報研究情報を募集しています( t_kunieda@sophia.ac.jp )。
〇Public Relations Theory III In the Age of Publics出版(2月)
内容:Carl Botan、Erich Sommerfeldt編著。
1989年に出版されたPublic Relations Theoryの第三版。
デジタルエンゲージメント理論や課題解決の状況理論、異文化PR理論、
ヘルスコミュニケーション理論、欧米以外の理論研究動向、理論の応用など全30章。
https://www.routledge.com/Public-Relations-Theory-III-In-the-Age-of-Publics/Botan-Sommerfeldt/p/book/9780367683313
〇Public Relations Review 48 (5) 出版(3月)
掲載論文例:インフルエンサー業界の倫理、企業の政治的発信と消費者のエンゲージメント、
社内SNSにおける従業員エンゲージメント、ヘルス関連PR研究のレビュー、
ダイバーシティコミュニケーションとステークホルダーの反応、他。
https://www.sciencedirect.com/journal/public-relations-review/vol/48/issue/5
〇第26回International Public Relations Research Conference開催
(3月2~4日、フロリダ、アメリカ)
今大会の様子:IPRRCは広報に関する学術集会としては世界最大級のもので、
今年も100を超える研究が発表されました。
ここ数年注目を集めているCorporate Social Advocacyについての研究が今年も多く見られたほか、
研究計画を立案した上でデータをしっかりとれるようなタイミングになってきたということもあってか、
新型コロナウイルス感染症と広報との関係についても複数の研究が発表されました。
日本からは本学会の会員2組がそれぞれ研究発表を行い
(薗部靖史会員・川北眞紀子会員の共同研究と伊吹勇亮会員の個人研究)、
それぞれ活発な議論を巻き起こしていました。
日本からの対面参加者は2020年3月以来3年ぶりでしたが、
運営チームをはじめ世界中の研究者が変わらず暖かく迎え入れてくれたことが印象的でした。
来年のIPRRCは2024年3月7日(木)・8日(金)・9日(土)の日程で開催されます。
(伊吹勇亮/京都産業大学)
https://www.iprrc.org/(同サイトで第26回プログラム閲覧可能)
〇第73回Annual International Communication Association Conference開催予定
(5月25~29日、トロント、カナダ)
研究発表例:PRプロフェッショナルの倫理的ジレンマの分類、広報倫理のコンピテンシー、
PR/広告/ジャーナリズムの役割関係、ローカルジャーナリストのPRに対する意識、
CSR研究のメタ分析、他。
https://www.icahdq.org/mpage/ICA23 (同サイトで参加申込や発表内容検索が可能)
(国枝智樹)