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研究会報告

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「異例ずくめトヨタ社長交代の発表」イメージ画像

異例ずくめトヨタ社長交代の発表

公式発表:https://www.youtube.com/watch?v=3uiLaJwchM8
トップ交代について翌日の新聞各紙はどこも第一面で大きく扱っていた。

ただ、トヨタイムズでの発表だったことに、各紙は不満だった。
「社長交代会見は異例の形式で始まった」(日本経済新聞)
「ネット上の自社メディア『トヨタイムズ』の番組を通じて明らかにするという、
異例の形式となった」(朝日新聞)

一般の人たちは「異例」と思っただろうか
「異例」と思ったのは新聞社の人たちだけだ。
一般の人たちは自社メディアでの発表や
オンライン会見を異例だなんて少しも思っていない。
会見では「ステークホルダーの皆様にいち早く発表したく」と
トヨタイムズでのライブ配信で広く社会に発表した。
「そうか。トヨタの社長が変わるのか。大きなニュースだ。
では、一晩、寝て、明日の朝刊を読もう」なんて人は日本中、どこにもいない。

トヨタは守りの広報タイプでメディアへは常に慎重に接していた。
慣習からすると唐突であり異例ずくめと感じた。
参照:https://president.jp/articles/-/65974?page=1

定例会では今までのトヨタの広報戦略への評価と効果を話し合い、
今回のオウンドメディアでの発表の機能と効果について議論した。
今後のオウンドメディアだけの発表施策が異例ではなくなるのか?
またライブ収録直後の「マイク切り忘れ」は演出だったのか?

次回は2月28日火曜日18時 オンライン聴講希望は tashiro@materialpr.jpまで

(田代順)