学会の活動

研究会報告

概要Outline

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「新たな広報概念の定義」プロジェクトより

「新たな広報概念の定義」プロジェクトは、
インプットからアウトプットのフェーズに入ってきています。
研究チームでは、6月7日の当学会年次総会後に本プロジェクトの中間報告として、
リーダーの国枝先生と、サブリーダーの駒橋先生が、

(1)会員向けアンケートの詳細分析の結果、(2)国内における広報定義に関わる系譜、
(3)海外における同系譜について報告しました。

(1) アンケートのクロス分析からは、
広報経験年数や所属組織(企業広報/PRエージェント/研究者等)による
「広報関連用語に対する認識」にいくつかの傾向が発見されました。
(2)(3)系譜の調査からは、日本に限らず欧米諸国においても広報関連の
各用語の使用頻度や用法において変遷があり揺れ動いてきた歴史が確認されました。

今後は、研究チームでの「定義案」の作成、議論チームを交えた実務目線からの精査を経て、
秋の全国大会での原案の報告を目指していきます。
その後、広報学会内外での「定義案」に対するコメントの収集などのプロセスを経て
来春の公表を目指してまいります。

プロジェクトメンバーは、現時点における「新たな広報概念」を定義することは、
広報の領域に対する世の中の理解度の向上、広報にかかわる人達に対する評価の向上、
さらには広報に関係する人たちの間における認識の共有に貢献するとの共通の目的意識をもって、
このプロジェクトを進めてまいります。

引き続きのご支援とご期待をよろしくお願いいたします。

(柴山慎一・同プロジェクトマネージャ、理事長)