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日本広報学会賞

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2019年度 (第14回) 日本広報学会賞

2019年度の日本広報学会賞は、2018年4月1日から2019年3月31日までに公開され、自薦他薦のあった図書5点、論文2点を対象に審査を行った。なお、「広報研究23号」には、7点の査読付き論文が掲載されている。うち、3月31日までに電子ジャーナルとして公開された論文2点を審査対象とし、残る5点は次年度の対象とした。

8月13日に第1回審査委員会を開催し審査方針を確認の上作品の読み込みに入った。

第2回審査委員会は9月20日に開催。各委員が提出した評価表に基づき慎重に審議を行った。なお、審査委員のうち北見幸一氏は、同氏が共著者に名を連ねる作品が候補作に入ったことから、審査委員を辞退されている。

今回の候補作には英文書籍である「Public Relations in Japan」が含まれていることから、日本広報学会賞規程第6条に定める査読専門委員に大島愼子氏を任命し同作品の査読を委嘱した。この作品は英文の論文集である。論文集が広報学会賞の対象たりうるか審査委員会で検討した。これまで論文集が受賞した例はないが、日本の広報を英語で日本から発信することは書籍形式では初めてであり、学会の国際化の推進にとって画期的な挑戦であること、このプロジェクトが長期にわたる困難な取り組みの成果であることを評価し、特別功労賞をもって筆者の労に報いたいとの結論を得た。これまで特別功労賞は、第4回広報学会賞において「体系パブリックリレーションズ」翻訳チームに授与されている。

これを含め下記の作品を日本広報学会賞に選定した。

審査結果

学術貢献賞

該当作なし

優秀研究奨励賞

該当作なし

研究奨励賞

[論文]「芸術文化組織の参加型広報プログラムに関する定量調査―ボランティア動機がコミットメントに与える影響―」

川北真紀子・薗部靖史著 (『広報研究 23号』2019年3月)

教育・実践貢献賞

[著書]「人を活かし組織を変える インターナル・コミュニケーション経営 -経営と広報の潮流」

清水正道、柴山慎一、北見幸一、中村昭典、佐桑徹、池田勝彦、佐藤浩史著 (経団連出版 2019年2月)

特別功労賞

[著書]「Public Relations in Japan :Evolution of communication management in a culture of lifetime employment」

 国枝智樹、山村公一、宮部潤一郎、伊吹勇亮、猪狩誠也、伊藤直哉、剣持隆、 北見幸一、清水正道、故猪狩誠也著(Routledge 2018年10月)