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研究部会、研究会報告
理論研究部会2020
●2021年2月
本研究事例・交流部会では広報の理論的知見や広報理論の実務に対する
示唆を把握するため、最先端の英語文献の輪読会を毎月第3土曜日の
13時から、オンラインで開催しています。メンバーは毎回、
指定された文献を読み当日の担当者報告を聞いた上で議論をしています。
以下、活動報告と今後の予定です。参加希望の方は、
国枝(t_kunieda@sophia.ac.jp)までご連絡ください。

【活動報告】日程、担当者、テーマ、論文
第8回 2021年1月16日、伊吹勇亮(京都産業大学)、役割理論
Dozier, D. M., & Broom, G. M. (2006). The centrality of practitioner roles
to public relations theory.
C. H. Botan & V. Hazleton (Eds.),
Public relations theory II (pp. 137-170). Routledge.

【今後の予定】
第9回 2021年2月20日、宮部潤一郎(北海道大学)、効果測定
Volk, S.C. (2016). A Systematic Review of 40 Years of Public Relations Evaluation
and Measurement Research:
Looking into the Past, the Present, and the Future Buhmann, A., Macnamara, J. and Zerfass, A. (2019).
Reviewing the ‘march to standards’ in public relations:
a comparative analysis of four seminal measurement and evaluation initiatives

2021年3月20日 国枝智樹(上智大学)、危機管理広報

(主査:国枝智樹)
九州部会
●2021年2月
1月27日開催の第92回理事会で「九州部会」設立が承認されました。
2012年3月に熊本に異動。2014年に第20回全国研究発表大会を開催。
九州に活動拠点(プラットホーム)をと思い立ってから7年、皆さまの
ご支援のお蔭でようやくスタート台に立ちました。コロナ禍で対面式の
研究会開催が難しい状況ですが3月14日(日)「九州部会設立記研究会」
を下記日程で開催します。
◎日時:3月14日(日)午後(13:30~17:00を予定)
◎会場:熊本・鶴屋百貨店東館9階熊本県民交流館「パレア」会議室
◎内容:<下記内容で検討・調整中>
講演(1)「九州・沖縄に本社を置く企業の広報課題」松田香里氏
講演(2)「熊本県政について」
講演(3)「地元メディアから…」など
尚、zoom配信も行います。

(部会長:小野豊和)
情報流通構造の事例研究会活動報告(JX通信社の講演)
●2021年2月
JX通信社の松本氏を囲んで情報流通を検証した。
JX通信社の組織と「ニュースダイジェスト」の機能を解説。
SNS投稿の中から事変をいち早く感知して、自然言語処理機能で
事変の第一報を配信している。
松本氏によると、デジタル情報流通の行動の中では情報が
フロー型とストック型に二分されているのではないか。
フロー型とストック型のコンテンツは両立しないと考えられるが、
独自性のある速報には双方の要素が含まれている。
ストック型コンテンツには独自性が必要。フロー型コンテンツも
積み重ねることでストック型コンテンツに成り得る。
最近の例でいうとコロナ報道。速報はその日の情報でしか無いが、
情報を集積することで別の意味を持つ。

同社のアルゴリズムと分析によりニュースの本質を判断して
テーマに沿って時系列に整理ができている。
いわゆる目利きの判断と機能が瞬時にAIによって行われている。
コロナ感染情報や大阪都構想など大局的な報道テーマについては、
公正にファクトを早く届ける存在感を示している。

(主査:田代 順)